ButterflyTakajiのブログ

主に蝶の撮影行でシーズン中は路上生活をしております(笑

ベニモンカラスシジミ

f:id:ButterflyTakaji:20181217071034j:image(昨年撮影ベニモン♀)

日本の昆虫で新種の発見は、

極めて珍しく、このシジミ蝶も

昭和の世に四国で

新種として発見された

珍しい蝶の一種

外観は、至って地味で小さく(笑

近縁のカラスシジミと劇的に変わる訳でも、

静止時に赤紋も見えないし(蝶愛好家の方々御免なさい)

それでも、偶には生息地を訪れ

撮影することがある。

時期は、5月末から6月初旬

 

 

(個々の種の撮影雑感 : ベニモンカラスシジミ

一般的な撮影アプローチは、

望遠で狙う、オスのテリ張り(占有行動)中の撮影

or

中望遠マクロや広角で狙う、食樹(クロウメモドキ類)を探して林内でのメスの撮影

まぁ、どちらも慣れないと

ハードルが結構高い。

僕もそんなに、歩留まりが良い方じゃなく

早々と退散して、お風呂で寛ぐだけの

一日になる可能性が大(笑

f:id:ButterflyTakaji:20181217071045j:image(同じく昨年撮影♀)

僕は、大体メスの食樹での産卵前後の

静止時を狙って撮るようにしている

林内は少々暗くて、その暗さだけが問題だけど

そこに気を付けて、工夫しながら頑張ってみると、撮れるはず

あと近縁のカラスシジミもそうだけど

翅を開かないから、名前のベニモンは、

飛翔中に止める以外

紅紋は見えない、撮れない(笑

この種もそうだけど

希少種は、個体数も少なく、

ギャラリーも多くて

自由に考えて撮れる状況も中々無いから

シャカリキになりすぎちゃうと

とても疲れる、なので

季節の風物詩位に考えて

余り突き詰めない様にしている。

雨の日の撮影好きだから

雨天時、林内でメスの本種を

5時間程探した事があるが、見つける事が

出来なかった。

素直に晴天、無風、正午の吸蜜もしくは

夕刻の産卵狙いが無難。

 

(本種ベニモンカラスシジミ

詳しく知りたい方は僕の友人で先輩の

難波通孝氏が書籍を出されてますから、

文一総合出版:難波通孝:ベニモンカラスシジミ

一読おススメします)

 

ベニモンカラスシジミ (日本の昆虫)

ベニモンカラスシジミ (日本の昆虫)