ベニモンカラスシジミ
(昨年撮影ベニモン♀)
日本の昆虫で新種の発見は、
極めて珍しく、このシジミ蝶も
昭和の世に四国で
新種として発見された
珍しい蝶の一種
外観は、至って地味で小さく(笑
近縁のカラスシジミと劇的に変わる訳でも、
静止時に赤紋も見えないし(蝶愛好家の方々御免なさい)
それでも、偶には生息地を訪れ
撮影することがある。
時期は、5月末から6月初旬
(個々の種の撮影雑感 : ベニモンカラスシジミ)
一般的な撮影アプローチは、
望遠で狙う、オスのテリ張り(占有行動)中の撮影
or
中望遠マクロや広角で狙う、食樹(クロウメモドキ類)を探して林内でのメスの撮影
まぁ、どちらも慣れないと
ハードルが結構高い。
僕もそんなに、歩留まりが良い方じゃなく
早々と退散して、お風呂で寛ぐだけの
一日になる可能性が大(笑
(同じく昨年撮影♀)
僕は、大体メスの食樹での産卵前後の
静止時を狙って撮るようにしている
林内は少々暗くて、その暗さだけが問題だけど
そこに気を付けて、工夫しながら頑張ってみると、撮れるはず
あと近縁のカラスシジミもそうだけど
翅を開かないから、名前のベニモンは、
飛翔中に止める以外
紅紋は見えない、撮れない(笑
この種もそうだけど
希少種は、個体数も少なく、
ギャラリーも多くて
自由に考えて撮れる状況も中々無いから
シャカリキになりすぎちゃうと
とても疲れる、なので
季節の風物詩位に考えて
余り突き詰めない様にしている。
雨の日の撮影好きだから
雨天時、林内でメスの本種を
5時間程探した事があるが、見つける事が
出来なかった。
素直に晴天、無風、正午の吸蜜もしくは
夕刻の産卵狙いが無難。
(本種ベニモンカラスシジミを
詳しく知りたい方は僕の友人で先輩の
難波通孝氏が書籍を出されてますから、
一読おススメします)