四国で撮る蝶
年に3〜4回は四国に帰省するのだけど
やはり撮影も絡ませたい思惑があったり
帰省の順路がふざけたような
経路であったり(山口→島根→鳥取→岡山→
四国なんぞと、なんじゃコレの道筋)
故郷の春はミヤマカラスアゲハやウスバシロ
夏は近年必ず撮ってる、
ツマジロウラジャノメ(四国亜種)
それに伴い3年程前から撮影し始めた
キマダラモドキとクロヒカゲモドキ
蝶には時として、局地的と言うだけでは
言い足りない、
連続しないポーンと飛んだ生息地の
蝶が存在していて、面白い
(現代から見た結果論的なだけで
昔、昔は連続して生息地があったのかも
しれないけれど、元々蝶自体に
詳しくもないので、何とも言えないが、笑)
なので、このツマジロウラジャノメも四国の
隣?の生息地はイキナリ紀伊になったり
する。
と、知ったような事をのたまわって
いるが、この蝶も撮りだしたのは
10年程前あたりから(笑
門外漢の常で目を惹く美しい種類が専門で(笑
最初の12〜13年程は、セセリ、ヒカゲ、ジャノメ類には目も向かない、向けない撮影者(爆
が、目覚めるとは、恐ろしいもので(笑
故郷の蝶と言う贔屓もあってか
若しくは
ゼフィルスのキラキラに疲れたのか
俄然このツマジロウラジャノメが
渋い美しさと言うか
意匠の粋と言うか
虜になった(と文書的には落としたが、
実は虜になるほどでは無いのよコレ、笑)
僕の文藝的色彩表現だと(爆
黒と言うには怪しい(ヒカゲ類は反射が一様に黒と言うより暗褐色で直ぐ黒から茶に転ぶ)
暗紫灰褐色(何色じゃそれ?、笑)
その地色に白い模様(博報堂か電通に受注したごとく位置と分量が素晴らしく良い仕事!)
その白の散らし方が、白粉を刷毛で
サッと引いたような、アートな白と言うか
白線流しの如く、川面に棚引く学ランと
白い スカーフみたいな
ロマンの白と言うのか、とにかく
模様(色彩の対比)がシャレオツなのである!
が、しかぁーし
近年激減?して、10年前みたいに
ヒョイと1日行って、スィーっと
撮れない、結構面倒な蝶になった
で、雨の日の(ザザぶり)保険として
移動45km程のキマダラモドキとクロヒカゲモドキも合わせて
四国夏の定番3種撮影蝶となった。
で、今年は遅い梅雨入りで
しかも、例年の如く晴天の割合が多い
梅雨ではなくて、ほんとの梅雨ダク(笑
それでも、シーズン最初の晴天で
25〜28頭もいたので、(採集の人全員に聞いて足した数)
えっ!今年は当たり年?
と次の日の雨は、キマダラモドキとクロヒカゲモドキに行き
次の曇りやや小雨まで、待ったら
余裕じゃんと思ってからが
即ち、地獄の始まり(笑
来る日も、来る日も居ない!
段々と意地になって
(まぁ意地には、直ぐなる方なので)
大雨も無理と知りつつ通い
まぁ、なんと撮影までに、9日もかかった
思うるに、梅雨の晴れ間の
初日に集中して、出そうな場所に
出て、一気に散った(合掌)
なので、やっぱり、個体数はそんな
多くはない事を再認識して
今年の大変大嫌いな通勤撮影は
終わりを告げた(笑