実践的ワーキングディスタンス
ワーキングディスタンス
ザックリ言うと(レンズ先端からの被写体までの距離で、所謂、最短撮影距離なるモノはセンサー面から被写体までの距離)
なので
最短撮影距離から
レンズ+ボディの厚さを引いたモノが
ワーキングディスタンス
ワーキングディスタンスが短いと
ライティングが、やれない、やり辛い
ワーキングディスタンスが
長いとその反対でやり易い
生き物だとワーキングディスタンスが短いと
気付かれて逃げられやすい
(ただし生き物でも、昆虫など
小さな被写体は、ワーキングディスタンスが
長いだけでは、片手落ちで、必ず撮影倍率も
高くないと離れる意味がなくなる。)
蝶の場合 、問題は、
中々近付く事が出来ないコト
近寄ろうとすると
気付いて逃げられ撮影出来ない。
なので、中々近寄れ無くて撮れない人は
望遠レンズを今一度、吟味してみる
マクロ解説などで
離れたところから望遠マクロで、
みたいな事を書いてるけど
60〜80cmのワーキングディスタンスでは
蝶なら結構警戒する間合いだから
逃げられる可能性も大きい
(なので僕が考える望遠マクロ(150〜200mm)の選択肢は距離やワーキングディスタンスの為じゃ無く、ボケ量のコントロール)
理想のワーキングディスタンスは、
1.5mもしくは1.8m離れた状態で
撮影倍率が0.5倍あれば
近寄るのが下手でも
そこそこ逃げられる事無く撮影出来るし、
シジミ蝶でもまあまあ大きく写せる
(なら、それってどんなレンズ?)
超望遠で撮影倍率が高いレンズ
一択しかない。(テレコン併用も有りだけど1段から2段暗くなるから僕はやらない)
(マイクロフォーサーズセンサーは
撮影倍率がフルサイズ換算2倍になるので
ボディの選択はマイクロでとして)
超望遠レンズで1.5〜1.8mあたりの
ワーキングディスタンス+撮影倍率0.5倍あたり
のレンズを探してみると
パナライカ100-400mmが1.3mで0.5(フル換算
オリンパス300mmプロが1.4mで0.48(フル換算)
キャノンEF100-400Lisタイプ2をマウントアダプター経由のマイクロボディ装着で
98cmで0.62だから1.2〜1.3mならザックリ
0.45〜0.5倍位じゃないかなぁ
それじゃ、もっと超望遠なら(換算も含め)
1000〜1200mmなら良いかと言うと
離れて写せるようにはなるけど
肝心の撮影倍率が低くなるので
単にブレ易く重くなるだけ。
ブレに気をつけて上記3本の
超望遠レンズ使えば
逃げられる確率もかなり減るとは思う。
(難点は、価格がお高い)